七夕はやっぱり!ろうそくだぁせ!

 天候も怪しい中、綺麗な浴衣や甚平姿の子どもたちが栄ヶ丘会館に集まりました。

 そう、今日は夏の一大イベント〜七夕・ろうそくだぁせ!〜の日です。

 北海道は8月7日が「七夕」です。(函館市近隣や根室市の一部は7月)本州地域と1ヶ月遅れ。

 そして、ろうそくだぁせ!の風習は、古く東北地方から開拓時代に函館や江差の道南地域に伝わり始まったと言われている。※諸説あります。

 七夕の日に、子どもたちが地域のお宅にろうそくやお菓子をもらいに回っていましたが、時代とともに、夜に子どもが歩きまわることは危険であることや、他の地域から来た「ろうそくだぁせ」の文化を知らない方も多いことから、「ろうそくだぁせ」をする子どもの姿が少しづつ減り始めていました。

 そこで、栄町東子ども会では子ども会設立の8年前から子ども会行事として実施することとして、地域の方々のご協力のおかげもあり、コロナ禍の状況でも毎年開催することができています。

 参加した子ども会の子どもたちに、町内の地図を宝の地図として渡し、ご協力いただける町内会会員の方々のお宅やお店を地図上にマークをつけて、その場所を探しながら歩きます。

 ご協力いただける方々の玄関には「栄町東子ども会」の短冊をぶら下げてもらい目印として探します。 

 見つけたら大きな声で 「ろうそくだぁせ」の歌をうたって元気に歌えたらならお菓子やろうそくをもらえます。

 この行事で、子どもたちは町内の地理を覚えます。また、近所の人たちと顔見知りになり普段から挨拶したり、困った事があったら助けてもらったりしています。地域の防犯にも繋がっています。

 また、高学年以上になると、お年寄りのお宅がわかるので災害時、大雪などの時には子ども会リーダーが自分たちで声を掛けて行動するようになりました。1つの行事を続け地域の輪がうまれています。

『〽ろうそくだぁせ、だぁせよ♪出さないとかっちゃくぞ♪おまけに食いつくぞ♫』何件も回るとカバンの中身はお菓子でパンパンになっていますが、重いカバンを抱えながら長い道のりを地図片手に歩き回りました。

 ご協力いただける方々のお宅をすべて回ったグループは、最終目的地で報告して最後のご褒美をもらいます。

 最終的に雨が降ってくることもなく天候にも恵まれました。

 最後までがんばった子どもたち「楽しかった!こんなにもらったよ」、「まだやりたい」など、夏の思い出になったことでしょう・・・

 

 【栄町東子ども会 ろうそくだぁせ〜特集放送決定】

    NHK 8月9日水曜日 18時〜  放映予定

    ほっとニュース北海道放送予定 https://www.nhk.jp/p/hotnews-hokkaido/ts/G9MR9K9QJ6/