夏休みの風物詩を守る。ひのまる公園ラジオ体操会

▲ひのまる公園いっぱいに広がるラジオ体操の輪

 子ども時代、夏休みの朝は毎日ラジオ体操に参加していたという人も多いのではないでしょうか。しかし、最近は行っていない地域も増えています。そんな夏休みの朝の風物詩である「子どもラジオ体操」を守り、毎年協力している団体があります。今年で創立51年目を迎えたひのまる公園ラジオ体操会(横江武雄・会長)です。この団体は、ひのまる公園でのラジオ体操を縁にして、暑さや寒さもものともせず、1年中、脈々とラジオ体操を継続して実施している団体です。

▲ひのまる公園ラジオ体操会の皆さん。写真右から4番目が横江武雄・会長

 今年の夏休みも、7月26日から大勢の地域の子どもたちが参加しています。8月13日は、お盆に入りその活動の区切りとして、参加の子どもたちに景品を配布しました。お盆ということもあって、いつもよりも参加者は少なかったですが子どもも含めて186名が参加。近隣の6町内会(元園、栄中央第一、栄中央、栄南、日の丸東、北興の各町内会)が寄付金を出し合い、栄東地区まちづくり未来会議や簡易保険が協賛してそろえた、花火、お菓子、ノート・ファイルなどをもらって子どもたちは大喜びです。

 ラジオ体操カードにスタンプを押してもらい、最終日に景品をもらうというささやかな行事ですが、子ども時代のいい思い出の一つになっているのではないでしょうか。子どもたちの規則正しい生活リズムをつくり、健康にもよく、多世代の方たちとの交流にもつながる、「夏休み子どもラジオ体操」が今後も夏休みの定番として長く続いてほしいものです。

 そんな地域の願いに、毎年、応えてくれる「ひのまる公園ラジオ体操会」に、改めて感謝申し上げます。

(写真・取材:ひのまる公園ラジオ体操会・高橋直美さん)

▲ラジオ体操が終わり、カードにスタンプを押してもらい、お楽しみの景品を受け取る子どもたち
▲ラジオ体操は、親子の絆を深める朝活の時間にも。夏休みの楽しい思い出の一コマになることでしょう。