リスクを知ることは、防災の第一歩

 大雨による熱海市の土石流災害は、未だ不明者の捜索が続いています。また、島根県や九州南部での大雨など、豪雨災害は止むことはありません。ある方曰く、今や「災害は忘れたころにやってくる」ではなく、「大災害は毎年やってくる」が真と言えましょう。

 栄東地区まちづくり未来会議では、「安全安心に暮らせるまち」を目標に、令和3年度から防災体制構築事業を実施しています。このほど、「栄東地区ハザードマップ」の各分区ごとの拡大図を作成しました。札幌市でもハザードマップを全戸配布していますが、「身近な地域の詳細なマップが欲しい」との声に応えるものです。

 栄東地区では、0.5m未満の床下浸水(地図の薄い水色)と0.5mから3mの床上浸水(地図の濃い青色)のところがかなりの部分を占めています(3mを超える浸水場所は想定されていません)。

 土砂災害の危険個所はありませんが、異常気象が続く昨今、札幌市でも大雨洪水の可能性はあります。普段から災害リスクを知ることは、防災、減災の第一歩です。

 「栄東地区ハザードマップ」(PDF)は、次のアドレスからダウンロードできますので、ご活用いただければ幸いです。

(ハザードマップは、国土地理院基盤地図情報と国土交通省の国土数値情報・洪水浸水想定区域データ 令和元(2019)年度により、作成しています)