コロナに明け暮れた3年、栄南中176名が卒業

 卒業シーズンが真っただ中の3月15日、札幌市立栄南中学校(小林直人・校長)の卒業証書授与式が開催され、176名の卒業生が、合唱「忘れることなんかできない」を披露し学舎を後にしました。

 学校長からは、「人は一人で生きられない、家族、クラスメート、地域の方々の愛情に包まれて成長できたことに感謝の気持ちを伝えて欲しい。コロナ禍での3年間は、寂しい学校生活となり、複雑な思いを胸に卒業式を迎えました。他人や過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。どうか、自分がやりたい夢を目指して成長して欲しい」と式辞を述べてエールを送りました。

 卒業生の代表からは「全ての物が新しく生まれ変わり、成長する春に私達は卒業し、多くの思いが詰まった中学校生活に別れを告げ、自らの夢をつかむために、大きな一歩を踏み出します。在校生、教職員の皆様に感謝します。そして、お父さん、お母さん、いつも見守り支えてくれてありがとうございます。これからも優しく、時には厳しく、導いて下さい。私達は、それぞれの未来に向かって全力で力強く駆け行きます。」との力強い答辞が述べられました。
 
 新型コロナの対応に明け暮れた中学校生活でしたが、困難に耐えた3年間でした。これらを糧にさらに大きく成長していってくれることでしょう。ご卒業おめでとうございます。

取材・撮影:菊地 裕嗣)