特殊詐欺を防げ!栄東で緊急会議

 令和4年の道内の特殊詐欺(オレオレ詐欺、架空請求、還付金詐欺など)はすでに認知件数が昨年の倍の203件、被害総額約7億9千万円余と大幅な増加を見せています(2022年8月末暫定値)。

 このため、9月22日、日の丸会館で札幌方面東警察署が主催し、栄東連合町内会が協力して、「栄東地区特殊詐欺対策緊急会議」が開催されました。栄東交番と日ごろから連携している栄東連合町内会が協力し、地区内住民はもとより東区役所、FMラジオ局、金融機関など地域の総力をあげて特殊詐欺の防止を図ることを目的としています。

 会議では、参加者の紹介ののち、警察から全国、全道、東署管内の特殊詐欺発生件数と被害額の報告がありました。次に 参加した関係者による特殊詐欺対策等の報告ののち、警察官による特殊詐欺の手口の実演もありました。

 実演では、警察官が被疑者、被害者役を熱演し、サイト利用の架空請求詐欺、パソコンのウィルス感染を装った詐欺、最近多いキャッシュカードをだまし取られる詐欺など、手口を分かりやすく紹介され、実例を見たうえで被害にあわないためのポイントも解説がなされ、参加者からも「非常にわかりやすく、町内の他の方にもお知らせします」との感想もありました。

 ますます手口が巧妙化し、被害が増えています。地域の総力をあげて特殊詐欺の防止を図ろうと思いを新たにした会議でした。

▲冒頭あいさつ東警察署の齋藤慎一課長(左上)、菊地裕嗣・栄東連合町内会長(右上)、司会進行の栄東交番・高梨係長(左下)、特殊詐欺防止の報告をするさっぽろ村ラジオの吉泉征昭・副社長(右下)
特殊詐欺の被疑者と被害者を熱演する警察官