数字で見る栄東地区・国勢調査から(その2)

今回は、子どもや家族関係について見える化してみました。

●進む少子化傾向
 前回述べたとおり、年少人口(15歳未満)は、2010年の4,664人(総人口比13.9%)から2020年の4,365人(総人口比12.6%)と6.6%減少し、栄東地区でも少子化が進行しています。

●子ども世帯が多い。一方一人親世帯も増加
 配偶者関係を見ますと、過去10年で男女ともに有配偶者数には大きな変化はありません。全市や東区平均よりも結婚している割合は高いと言えましょう。また、一般世帯のうち、子どものいる世帯は、令和2年で6,127世帯・37.3%と全市308,858世帯31.9%、東区42,173世帯32.2%を上回り、比較的子ども世帯が多い地区となっています。

●子育てに核家族化の影響は?
 家族類型を見ますと全市や東区と同様ですが、一人親世帯が増えている点が特筆されます。令和2年で男親と子どもの世帯が204世帯、女親と子どもの世帯が1,547世帯、合計1,751世帯と一般世帯の10.7%が一人親世帯となっており、全市や東区平均よりも高くなっています。子育て世代では、夫婦と子どもからなる世帯と一人親世帯の合計が5,826世帯と核家族が大半となっています。

 両親・親族との同居や近くに両親・親族のいる世帯もあるでしょうが、子育てサロンのニーズは高いと言えるかもしれません。

 なお、一般世帯の世帯人員は、令和2年で1世帯あたり栄東地区は2.11人と全市の1.98人や東区の1.97人よりも多いとは言え、減少傾向にあり、ますます核家族化が進んでいます。