華やかに、風流に。華道•茶道体験

 3月30日、栄東地区まちづくり未来会議の中学生向けの華道・茶道体験教室が東老人福祉センターで開催されました。最近は、子どもたちが日本の伝統文化に触れる機会が少ないため、栄東地区福祉のまち推進センターの役員の皆さんを中心に企画実施したものです。

 華道では、剣山や鋏の使い方の簡単な説明の後、すぐに実践です。この日は中学生を中心に6名が参加し、3名の講師が細やかにサポートして教え、あっという間に作品の出来上がりです。生けることでお花が持つ本来の美しさがみるみるうちに際立ち、仕上がった作品を見て、皆さんご満悦です。

 茶道は、「礼に始まって礼に終わる」と言われますが、講師からお辞儀の仕方、お菓子の切り方、食べ方、お茶をいただくときの挨拶からお茶の点て方を学びました。参加された7名は、懐紙にのせた和菓子を黒文字で丁寧に切り分けおいしそうに食べてから、神妙な面持ちで右から手前に2回まわし、そして、お茶を飲みます。「熱い」「おいしい」「苦い」などそれぞれの思いでお茶を楽しみました。

 華やかな華道に、そして、風流な茶道に触れて、短時間でしたが、思い出に残る春休みになったことでしょう。この事業は、令和4年度も実施を計画中です。