見つめ直しで実り多き人生を。終活セミナー開催

 「終活って、死に方を考えること」。それは全くの誤解です。終活セミナーは、「人生の最後を考えることで”自分”を見つめ直し、今をよりよく、自分らしく生きる」ためセミナーです。

 栄東地区福祉のまち推進センターでは、10月から終活セミナーは実施していますが、11月27日には、東老人福祉センターを会場に民生委員・児童委員向けと一般向けの2つのセミナーを開催しました。講師は、終活の大切さに気づき、自らアドバイザーの資格を取得された主任児童委員の加藤佳子さんです。

 高齢者には、誰にでも様々な心配事があります。例えば親や配偶者の医療・介護のこと、相続のこと、預金や保険のこと、お墓のこと、お葬式のことなどです。これらを事前に自分のライフスタイルに照らして考え、計画し、準備して老後生活の不安を解消し、いきいきとしたセカンドステージを送りましょうというのが「終活」の真のねらいと言えましょう。

 講師からは、「ら・し・さノート」という自分でつくる終活ノートをテキストに主な項目についてワンポイントの解説があり、参加者からは「凄くわかりやすかったです。今後の生活を考え、自分らしさを見つけたい」という感想もありました。同センターとしては、今後も機会を見てセミナーを継続していきたいとしています。(撮影・取材:高橋)


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