雪まつりウエルカム事業15年の軌跡(5)

 つどーむ会場に設置している栄東のウエルカム雪像は、延300名もの地域の方々が参加して創り上げています。
 厳寒の中に、下絵を描き、雪だるまを置く4段のひな壇をつくり、ピカチュウや招き猫の荒削り、そして、チェーンソーなども使用しながら精密に仕上げます。子どもたちのつくった雪だるまを設置し、メッセージカードをかけて完成です。

 しかし、完成で終わりではありません。会期中、毎朝午前7時前から中雪像前に集合し、降り積もった雪を飛ばし、暖気で落ちた雪だるまの目や鼻を戻し、やせ細った雪像にシャーベット状の雪を擦り付けて成型する作業を行います。吹雪でも休みはありません。こうした町内会役員や青少年育成委員、企業、小学生などの協働が温かみにある中雪像を創り上げています。

■招き猫完成までの過程と日々のメンテナンス

■延300名の人海戦術が2日余りで中雪像を完成へ。栄東地区の底力がここにある

 また、雪像づくりに携わった方々の空腹を満たし、エネルギーを与える温かい食事を用意・提供する女性部の貢献も忘れてはなりません。まさに、栄東地区の総力で作り上げ、おもてなしの心がこもったウエルカム雪像と言えましょう。

6. 横断幕と道案内で来場者を大歓迎