交通安全の願いを込め「たまねぎキャンペーン」

栄東地区の秋の風物詩・「交通安全たまねぎキャンペーン」が10月13日に地下鉄栄町交差点で実施されました。これは、東区が札幌のたまねぎ栽培の発祥地であることにちなみ、毎年秋に収穫されたたまねぎを通行中のドライバーや歩行者に配布し、交通安全を訴える街頭啓発です。

 昭和61年栄東連合町内会の氏家謹一・初代交通部長によるたまねぎ寄贈にはじまった「たまねぎキャンペーン」は、今年、第35回目を迎えます。今や連合町内会総力を上げての伝統的な大イベントになっています。昨年は、東15丁目屯田通の災害復旧工事により中断し、今年は新型コロナウイルスの流行で中止も検討されましたが、感染予防を徹底しながら小規模な実施になったものです。

 たまねぎは、当日午前中、連合町内会の役員の手で袋詰めし、「東区名産交通安全たまねぎをどうぞ」という交通安全を呼びかけるメッセージカードを添えました。午後2時から開始しましたが、用意した約480袋はあっという間に配布を終えました。参加者は40名で、昨年中止ということもあって一層力を込めて呼びかけや旗振りを行っていました。

 秋の風物詩を終え、間もなく冬を迎えます。冬は道路環境が変わり、スリップなど冬型事故が増加します。事故に遭わない、起こさないように、ルールを守って交通安全を心がけましょう。