コロナ対応の避難所運営を学び、実践へ

 東区民センター大ホール(東区北11条東7丁目)で、9月8日、東区避難所運営訓練が開催されました。新型コロナの影響で各地区持ち回りで実施していた区防災訓練を縮小して実施したものです。訓練は密を避けて東区役所で主に避難所班になる職員を中心に20名が参加し、「新型コロナウイルス感染症を踏まえた避難所運営のポイント」を座学で学び、避難所の受付、避難スペースの設営、消毒の実技を実施しました。

 栄東連合町内会からは中谷暁生・防火防犯部長、佐藤昌美・同副部長が参加し、いつ災害が来るか分からず、地域としても円滑に取り組めるよう新型コロナに対応した避難所運営を真剣な表情で見学していました。最近の台風10号は大きな災害を引き起こしましたが、コロナ対応で定員を少なくしたことで避難所が満員で入れないというニュースを耳にしました。実際に避難するときに地区内でどのように情報共有するのかといった課題も見えてきました。

 2年前の北海道胆振東部地震では、東15丁目屯田通が大きく陥没する被害がありました。集中豪雨で豊平川が決壊すると栄東地区でも多くが床上、床下浸水する可能性もあります。災害は他人事ではありません。本日の訓練は、コロナ禍の中で避難所をどう運営するかという実践的な内容でした。参加された役員の方々は、今日の見学で得た知見を持ち帰り、今後の地区内の防災体制確立にきっと役立てていただけることでしょう。

 東区役所が作成した「災害時の避難に備えよう~事前準備編」と「災害時の避難に備えようー避難所運営編」は新型コロナに対応して参考になります。資料は以下からダウンロードできますので、ぜひご一読ください。