介護予防への理解向上と連携へ。座談会を開催

 栄東地区でも人口の超高齢化は着実に進んでいます。2025年には65歳以上の方の20%が認知症になると推計されています。このため、介護予防の中核的な拠点である地域包括支援センターや介護予防センターへの理解を深め、効果的に活用してもらうため、栄東地区の第2分区の町内会長、福祉関係役員などを集めた座談会を11月15日、日の丸会館で開催しました。

 これは東区保健福祉課、東区第三包括支援センター、介護予防センター栄・丘珠の相談3機関が合同で企画実施したものです。まず、参加者の自己紹介の後、相談機関の活動を紹介ののち、地区の状況把握などのグループワークを行いました。

 9つのテーブルでのグループワークでは、地域の状況などを「地域でできていること」「すぐに出来そうなこど」「あったいいなと思うこと」に整理し、一覧に提示しました。これらの分析はこれからですが、三機関が持ち帰って整理し、第2分区の町内会と共同で研修や何らかの取り組みにつなげていこうとで参加者の意見が一致しました。

 超高齢社会の課題は、それぞれの町内会に共通する事項です。高齢になっても身近な地域で安心して暮らせることは誰もが願うことです。この座談会がきっかけとなって高齢者相談機関と地域の連携がさらに進化することが期待できそうです。