栄東の明るい未来を描くーワークショップはじまる

 9月18日、栄東子ども未来会議による地域まちづくりビジョン策定に向けたワークショップがはじまりました。会場の日の丸会館(東区北41条東14丁目)には、同会議のメンバー18人が参加。3つのグループに分かれ、「安全安心なまちづくりに向けて」をテーマに、「犯罪、交通事故の防止に向けて必要だと思うこと」「地域における防災対応のあり方について」で話し合いを行い、各グループごとに結果を発表しました。

 様々な課題や方策について意見交換しましたが、共通するのは、犯罪にしても、交通安全にしても、そして地震などの防災についても、「地域の中で情報を共有し、自分たちのまちは自分たちで守る」ということです。背伸びせずに身の丈にあったできることを取り組むという点にあると言えましょう。

 今回のビジョンづくりは、昨年の9月6日に発生した北海道胆振東部地震がきっかけになっています。「地震に関しては、札幌は安全なまち」と誰もが考えていました。しかし、そんな思いも簡単に打ち砕かれています。幸い栄東地区では、人命にかかわるような被害はありませんでしたが、東15丁目屯田通が最大1.6メートルも陥没するなど地震災害の怖さを思い知らされました。私たちみんなが安全安心に暮らしていけるまちにしていくには、どうすればよいのか。それがビジョンづくりの出発点になっています。

 また、栄東は東区の中でも子どもの多い地区で、その健やかな成長は誰もが望むことです。超高齢社会は遅かれ早かれ直面する現実です。今後、こうしたテーマをワークショップで深めながら具体的なまちづくりの方向を探っていきたいと考えています。次回は、11月21日に「子どもが健やかに成長できるまち」、来年2月19日に「高齢者が安心して暮らせるまち」をテーマにワークショップを予定しています。話し合いの結果は、このホームページなどを通じて地区の皆様に発信してまいりますので、ぜひ、ご注目ください。